現在、香りを愉しむことは当たり前の時代となっています。
アロマテラピーやフレグランスを意識せず、気軽に香りを愉しむことができます。
また、一つの香りだけではなく、複数の香りを調合することにチャレンジすることも気軽にできます。
フレグランスを調合する場合は、天然香料である精油(エッセンシャルオイル)と合成香料を調合します。
合成香料は、一般に手に入らないため、気軽にフレグランスを調合することは難しいのが現状です。
また、3,000種類程度使われるという合成香料の調合は、かなりの勉強と経験が必要で、大学や専門機関での訓練が必要です。
また、現在、合成香料の香りに、嫌悪感を抱く方も少なくはないのが現状です。
”香害”という言葉も生まれ、香りを愉しむ方が増える一方で、マナーも問われています。
私たちは、天然香料のみでフレグランスを調合します。
それは、フレグランスの調香の手法をベースとしています。
天然香料のフレグランスの団体も沢山あるなか、それぞれが調合法に特色を出していますが、私たちは、植物がなぜ香りを作り出すのか、そして香りをじっくり味わい、理解することを大前提とし、とても大切にしております。
そして、合成香料が誕生する以前の調香師たちがイマジネーションを膨らませ創り出した作品に思いを馳せ、調香の手法で創る”フィトフレグランス”をみなさまにお伝えしてまいりたいと思っております。